配管カバーは必要?
美観と日差し対策です
室外機と室内機をつなぐ配線、配管類に、最近は配管カバーを取り付けることが多くなりました。新しいお家ほどやはり美観は気になるもので、実際カバーを付けるお家がほとんどですね。追加の費用がかかるので、つけたがらない人も時々いらっしゃいますが、美観以外に取り付ける理由があります。日光対策です。
エアコンの銅配管は断熱材でくるまれており、冷房時にはその中を室外機で冷たく冷やされたガスが室内機へ送られ、そのガスが入った銅管(アルミフィン)を室内機で風を当てて、部屋を冷やすのがエアコンの基本原理。
つまり屋外にあるガス配管の断熱材がやぶれていれば、室外機から室内機へガスが届く間に、日光や気温でガスが温まってしまうため、室内機から冷たい風が出てくることがありません。エアコンの平均入れ替え期間が10年ほどといわれており、日陰であれば10年程度は配管の断熱材はもつでしょう。
しかし、直射日光が当たるところは10年ももたずに断熱材がぼろぼろとはがれてくる事も少なくありません。特に鉄板屋根や鉄板壁に、エアコンの配管を固定している場合には、5年ももたない場所もありました。配管の断熱材自体は日光対策はしていない普通のビニール材ですから、強い熱で劣化してしまいます。
雨にも風にもさらされるため、時間がたってくればボロボロになるのも仕方がないでしょう。多治見の夏は日差しも強い気がしますが、気のせいですか?
その銅管を熱から断つための断熱材。断熱材が強すぎる日光や気温によって劣化してしまうのを防ぐのがプラスチック製の配管カバーです。配管カバーも劣化はしますが、日光などで割れることはなく、ごく一部のつなぎ目部分を除いて10-15年配管カバーと断熱材を守ってくれます。
配管カバーの劣化は、多少の変形と材質変化くらいです。時間がたてば配管カバー自体の再利用はできなくなりますが、最初に取り付ければ、ほぼエアコンが壊れるまでは配管を日光から守ってくれます。一般的なエアコン設置でも配管カバーはぜひお勧めします。
室内は完全に美観のみが理由ですが、もちろん室内にもカバーは取り付けられますので、お気軽にご相談ください。
施工例 多治見市笠原町 陶勝軒様
モザイクタイルミュージアム側のとてもおいしい和菓子屋さんです
中央の梯子左側が2階設置エアコンの配管カバーです。壁面を笠原町のタイルできれいに装飾される際に、配管カバーをどのように設置するか考えてくださいました。
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